スキークラブ

梅雨の季節は屋外スポーツに大きな影響を与えます。

私たちスキークラブの選手も例外ではありません。雨の影響により、その日の練習を変更することがあります。

この時期は「目標のために課題を克服したい」という気持ちはあっても、課題に打ち込めない日が続くことがあります。

雨で影響を受けやすいのはローラースキーのトレーニング。 路面がぬれているとローラースキーのタイヤが滑ってしまうので、難しいコースを使用できなくなってしまいます。

ローラースキーのトレーニングをうまく走ることでクロスカントリースキーの総力UPにつながります。

単調なコースで行うことも重要ですが、試合で勝てる技術を磨くためには難しいコースでの練習が必須となります。

焦る気持ちを抑えつつ、今できることを考えて行動しています。目標達成のために課題を克服することも重要ですが、今の自分を見つめ直すことも大切です。

現状を知ることで自分の心と体を整理でき、次のステップに進むきっかけとなるはずです。

目標のために今できることを続けていきます。

   

山本涼太

最近は志賀高原でトレーニングをしています。

オリンピックや世界選手権に出場しているJR北海道所属の石田正子さん、富士フイルムBI秋田所属の石垣寿美子さんが合宿で来ており、一緒にトレーニングをしました。

ある日のトレーニングは山ノ内町の上林から志賀高原の横手山までの登山。

標高2307mの横手山頂上を目指して5時間、全長23㎞のロングトレーニングです。

横手山山頂での石垣さん(中央)と石田さん(右)

基礎的な持久力を高めるために重要な練習ですが、一人ではなかなかできません。この日は、お二人のおかげで楽しく練習ができました。

上林から7㎞地点のサンバレースキー場までは「峠の三十三観音コース」を通りました。このコースは志賀高原と草津を結ぶ旧草津街道の一部で国道292号線の間を縫うように上っていきます。名前の通り、コースの途中途中には道しるべのようにたたずむ33体の石の観音様が祭られています。

これらの観音様は文政2(1819)年に、旅人や草津街道の物流で働く人の安全を祈念して祭られたものだそうです。それぞれに詠歌があり、それらを探しながら登山をするのもこのコースの楽しみの一つだと思います。

今ではトレーニングとして活用しているこの道を、昔の人たちが歩いて通っていたことを考えると、車で峠を越えられる現代はすごく便利だなと思いました。

この日は観音様に見守られ安全にトレーニングをすることができました。日頃からトレーニングも移動時の運転も安全第一で頑張っていきたいです!

  

小林千佳

長野日野自動車スキークラブの山本選手、小林選手が2021/2022 シーズンの SNOW JAPAN 強化指定選手に選出されました。

スキー競技の強化指定選手とは、全日本スキー連盟が示す強化指定選手選考基準を突破した者が選出され、国内のトップ選手達と活動していきます。

又、選出された選手は、今後の国際試合に優先して出場することができます。

各選手の名前をクリックするとそれぞれの詳細ページに移れますのでご覧ください。

山本 涼太選手

小林 千佳選手

社員一同、山本選手と小林選手の更なる活躍に期待しています!

皆様のご声援を宜しくお願い致します。

    

    

     

長野日野自動車スキークラブ

私が入社してから、トラックやバスを見ると「日野かな?」と確認するのが当たり前になりました。

高速道路で見かける大型トラックや、近所の農家さんなどが使用している小型トラック、スクールバスなど、身近なところでたくさんの日野製品が使われていたことに気が付きました。今思えば、高校時代に全国各地に遠征していたのも日野のバス。きっと食べているものや日常生活で使っているものの中にも日野のトラックで運ばれてきたものがあると思います。

トラックやバスは、私たちの生活の 「当たり前」を作り出してくれています。

そんなトラックやバスを扱う長野日野自動車株式会社について少し紹介します。

長野日野自動車は、県内に7つの支店を持ち、トラックやバスといった大型自動車の販売や整備などを行っている「長野の物流・人流を支えている会社」です。

私の友人の中には、長野日野自動車と聞くと、乗用車の販売を行っている会社と想像する人がいました。しかし大型車専門だと知ると、トラックを見るたびに「日野か確認するようになった」と言ってくれるようになりました。このように関心を持ってくれていることをとても嬉しく思いました。

外に出た時には、トラックやバスに注目してみてください。日野のバスやトラックを見つけられるようになったあなたは日野マスター⁉

  

小林千佳

トレーニングで白馬の山をランニング中に、貴重な体験をしました。

トレーニングも終盤に差し掛かり、自宅に向けてランニングをしていた時、物陰から2つの動物が飛び出してきました。

動物の正体は親子のカモシカ!

子供のカモシカを見るのは、競技生活の中で初めての経験でした。

    

白馬村は自然が豊かでこういった場面に出会えることがあります。

人間に危害を加える動物もいるので、山に踏み入る際はご注意を!

      

山本涼太

先日、トレーニングとして八方池まで登山を行いました。

八方池は唐松岳(白馬村)に向かう途中にある標高2,060mの場所です。 そこは自然が作り出した神秘の池とも言われています。

この日の天候はあいにくの雨。

八方池の神秘を目にすることが出来ませんでしたが、なんと八方池付近には所々に残雪が!!

久しぶりの雪の感触に心躍るトレーニングとなりました。

次回の登山は天候が良い時にもう一度、リベンジしたいと思います!

  

山本涼太

6月12日、黒姫陸上競技場で行われた長野県スキー連盟クロスカントリー部主催の合同陸上記録会に参加してきました。

陸上競技場ではいつも同じ条件で測定できるため、自分自身の成長や他の選手との比較がしやすく、夏のトレーニングの進捗状況を把握するために3000mの測定を大学生の頃から定期的に行っています。昨年の秋には10分27秒という自己ベストを出すことができました。

クロスカントリースキーは持久力が必要な種目です。しかし、夏場はスキーに乗ることができないのでランニングで持久力を高めるトレーニングを行っています。

今回の記録会では高校生の男子と一緒に測定をすることでスピード感があり、現段階での全力を出し切ることができました。

2番手を走っている小林

タイムは10分58秒(自己ベスト+31秒)。

自己ベストには程遠く、納得できるタイムは出すことができませんでした。秋までには自己ベストを更新できるようにランニングにも力を入れていきたいと思います。

最近は一人で練習することも多いので、このような合同記録会に参加することで中高生から刺激をもらいました。このような機会に感謝し、これからも積極的に参加していきたいです。

  

小林千佳

今回のスキー豆知識は「スキージャンプ種目のジャンプ台の大きさについて」です。

まず初めに皆さん競技やジャンプ台を実際にご覧になったことはあるでしょうか?

長野県で有名なのは1998年の長野オリンピックでも使用された、白馬ジャンプ競技場ではないでしょうか。

   

白馬ジャンプ競技場

この白馬ジャンプ競技場のジャンプ台は左右で大きさが異なります。

ジャンプ台の大きさを知るために建築基準点(K点)とヒルサイズについて紹介します。

 

●建築基準点

スキージャンプ台を製作するための基準となる距離のこと。

  

●ヒルサイズ

踏切台の先端から安全に着地ができる極限点のことで、ジャンプ台の種類を分ける距離のこと。

スモールヒル  : 20m~49m

ミディアムヒル : 50m~84m

ノーマルヒル  : 85m~109m

ラージヒル   : 110m~184m

フライングヒル : 185m以上

  

ジャンプ台の大きさはヒルサイズによって分かれています。白馬ジャンプ競技場のジャンプ台はノーマルヒルとラージヒルになります。

またオリンピックで使用されるのはノーマルヒルとラージヒルになります。

  

私はノーマルヒルで練習をすることが多いです。これはラージヒルに比べて規模が小さいため、より洗練されたパフォーマンスを行わなければ、飛距離を出すことが難しいためです。

今年度もノーマルヒルで技能を磨き上げ、W杯とオリンピックに向けてトレーニングをしていきます!!

   

山本涼太

今年度もサマージャンプのシーズンがやってきました。

練習は新潟県妙高高原の赤倉シャンツェにて行いました。

3月下旬に飛んでから約3月ぶりのジャンプトレーニング。どれだけ年数を重ねても1本目は試合よりも緊張してるのは私だけかと思います。

この日のトレーニングは午前・午後の1日で合計15本のジャンプトレーニングを行いました。

転倒をしてしまうような危険なジャンプもありましたが、今シーズン初めの練習としては良いスタートを切ることが出来ました。

今後は本格的にジャンプトレーニングを白馬のジャンプ競技場にて行う予定です。

白馬にお越しの際はぜひ白馬ジャンプ競技場へお越しください!

  

山本涼太

今回から、私たちが行っているスキー競技についてもっと知ってもらうために『スキーの豆知識』として基本からマニアックなことまで紹介していこうと思います。

第一弾は『クロスカントリー編 』です!

クロスカントリースキーとは、雪上の起伏のあるコースを滑走しタイムを競う競技です。アルペンスキーのように斜面を下るのではなく、上りも下りも平地も滑走するため体力が必要とされる競技で、「雪上のマラソン」とも呼ばれています。日本ではあまり知られていないスポーツですが、ヨーロッパなどでの人気は高く、お年寄りから子どもまで幅広い年齢層の人が日常的に楽しんでいます。

そんなクロスカントリースキーには、クラシカルとスケーティングという2種類の滑り方があります。

【クラシカル】

コースにつけられた2本の溝の中を滑走します。粘着力のあるグリップワックスをスキーの滑走面に塗ることで坂も上っていくことができるのです。

【スケーティング】

スキーを逆ハの字形に開いてアイススケートのように左右の足を交互に動かして滑走します。スキーの歴史の中ではクラシカルより後に考えられた滑り方です。

私は中高生の頃からスケーティングが好きで、結果が出るのもスケーティングでした。そこで、今はクラシカルの技術向上に重点を置いて練習しています。できたと思ったらできなくなる繰り返しの日々ですが、一つ一つ改善していきたいと思います。

小林千佳