スキークラブ

2022年9月 整備

夏場は雪がなくスキーに乗ることができません。

そこで夏のトレーニングとして使用するのがローラースキー。

ローラースキーは両端にタイヤが付いた板を履き、タイヤを転がして滑ります。冬と同じポール、ブーツを使い滑るため冬の感覚に一番近いトレーニングです。

ローラースキー(上がクラシカル、下がスケーティング)

 

タイヤは消耗品のため定期的な交換が必要です。

私は、1年に1回程度の頻度でタイヤの交換を行っています。
タイヤを外して、分解して、ごみを取り除いて、ベアリングをきれいにして、、、

 

私たちスポーツ選手にとって、トレーニングはもちろん重要です。
しかし、質の高いトレーニングをするため、けがをしないためには道具のメンテナンスは欠かせません。

 

ローラースキーで下りを下ると40㎞/h近ものスピードが出ます。

「こんな小さなタイヤに命を預けているのか」
と思うと、安全にトレーニングするためにも定期的なメンテナンスは欠かせないものだなと思います。

 

また、自分でメンテナンスすることで、「タイヤがどのように減っているか」など気づきもたくさんあります。

 

私はこんな小さなタイヤですが、長野日野の整備士さんたちはトラックやバスを支える、50㎏ほどある大きな大きなタイヤを交換していると思うと、相当な力と技術が必要なのだと感じます。

スキーに詳しくない人も、自分の好きなものと共通点を見つけて少しでもスキーに興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

小林千佳