スキークラブ

SNOW AWARD 2024が5月8日(水)、品川プリンスホテルにて行われました。

私はノルディック複合競技の優秀選手賞で選出していただき受賞式に参加しました。

受賞式にはワールドカップなどで活躍した日本を代表する大勢のトップアスリートが集結しました。

私は式典でクリスタルトロフィーを受け取り、受賞に対してのコメントで昨シーズンの振り返りについてコメントしました。

またコロナ以降行われなかった立食パーティーと兼ねて式典が行われ、受賞式後はお世話になっているスポンサーの皆さんと直接お話しさせていただきました。

会談する中でスキー競技は多くの支えがあることで、私たちは活動できていると改めて感じることができました。

日々世界を目標に活動できることを感謝しつつ、来シーズンに向けて準備を行いたいと思います。

       

また立食パーティーではお寿司が用意されており、授賞式の緊張が取れたことで表情が崩れながらもおいしくいただきました。

私は日本に生まれて、日本食を常に食べれることが本当に幸せです。

日本食パワーをもらいながら今後もサマーシーズンの活動をしたいと思います。

       

山本

「本当に5月なのか?」
と思うほど暑い日が続いていたゴールデンウィーク。

野沢温泉スキー場には、残っている雪を求めて多くのスキー客が遊びに来ていました。アルペンのゲレンデの途中には上ノ平クロスカントリーコースがあり、毎年ゴールデンウィーク頃まで整備をしていただいています。

4月末にはまだ5km程のコースがついていて、良い環境でトレーニングすることができました。

写真提供 成瀬開地
 

  

ローラースキーのトレーニングを始めた今の時期にスキーができることで、ローラースキーとスキーの感覚を合わせることができます。同じような動きでもタイヤで進むローラースキーと実際のスキーでは少し違った感覚があるように感じるからです。

夏にずっとローラーをしているとスキーの感覚を忘れていってしまうので、ヨーロッパにあるスキートンネルのように定期的にスキーにのれる環境があったらいいなあと思います、、、

とはいえ、
日本にはまだその環境がないのでローラースキーや筋力トレーニングなどでスキーの技術を磨いていかなければいけません。

5月となり、本格的にトレーニングを始めていく時期になったので色々なトレーニングに挑戦しながら自分の技術と向き合っていきたいです!!

 

小林千佳

「スキーを履いていればどこでも行ける」 
これがクロスカントリースキーの1つの魅力だと思っています。

クロスカントリースキーは上りも下りも平地も滑ることができるため、雪の積もった田んぼや畑、小学校のグラウンド、裏山、全てが遊べる場で小学生の頃からいろいろな場所を滑っていました。

  

まだ雪がたくさんあると聞き、志賀高原の ”大沼池” を目指しスキーで探検に行ってきました。夏のトレーニングでもよく行く場所ですが、雪があると全く違う景色ですごく新鮮でした。

 

青く輝く池が見れると思って滑っていきましたが、
到着すると一面の雪景色。

積雪が多く、池全体が雪で覆われていました。
せっかくなら!ということで池の真ん中までスキーで行ってみることに。

雪が薄いところもあり、「落ちてしまうのでは」とハラハラドキドキしながら進んでいきました。 

 

  

夏には絶対できないことなのでとても貴重で楽しい経験ができました。 青い池が見たかった山本選手はすごく残念そうでしたが、、、  

 

3月末まで結果を求めて打ち込んできた私たちにとって、ほっと心が休まるいいオフを過ごすことができました。

夏には青く輝く大沼池を見るためにリベンジしたいと思います!!

 

小林 千佳

4月からスキークラブ員の出社が始まると共に、2023-2024シーズンの全競技日程が終了しました。昨シーズンも多くのご声援をありがとうございました。

昨シーズンも世界や国内にて長野日野自動車スキークラブの名が広がっていたのではないでしょうか。

今回は23-24シーズンの①主な戦績と②振り返り、③来シーズンの目標についてご報告したいと思います。

①23-24シーズンの成績

山本

WC杯 総合 21位

WC杯 最高 7位

国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会(国スポ) 優勝

*以前は国民体育大会冬季大会スキー競技会(国体)

       

小林

WC杯 スキークラブで初出場 36位

Far East Cup 年間王者

全日本選手権大会 2位

国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会(国スポ) 2位(個人) 優勝(リレー)

       

②シーズンの振り返り

山本

健康あってのスポーツだと改めて感じたシーズンとなりました。ここ数シーズンは体調面で思い通りに試合ができない状態が続いていましたが、昨シーズンは最後まで元気よく戦抜くことができました。

最終戦にシーズンベストとなる7位を経験することで来シーズンに繋がる試合となりました。全体的に成績として面白くない状況でしたが、「また表彰台をかけて争いたい」と感じたシーズンでした。

また国スポでは初めてスキークラブのウェアを着用して試合に参加しました。

世界大会等の海外遠征では日本代表ウェアを常に着用するため、日野のロゴを身に着けて試合することができたことが私にとって忘れられない時間となりました。

       

小林

目標としていたワールドカップに出場しすることができ、手ごたえがあるレースもありました。しかしトップ選手との差はまだ大きく、日本国内でもなかなか勝ちきれずに悔しいシーズンとなりました。

その中でも、ワールドカップに出場するために個人で行った北欧遠征では、レンタカーを借りて自分で運転したり、コテージで自炊したりしながらの生活で、競技面以外でもたくさんのことを経験することができました。この経験を生かしてこれからもたくさんのことに挑戦していきたいです!!

       

③来シーズンの目標

山本

「世界選手権大会 個人 メダル獲得」

       

小林

「世界選手権大会 出場」

       

今シーズンもスキークラブのご声援を宜しくお願い致します。

       

山本

11月末に開幕したワールドカップは先日の試合で4分の1が終了しました。

       

開幕戦からこれまで行われた7試合の成績は以下の通りです。

①コンパクト  22位(FIN)

②個人戦    11位(FIN)

③マススタート 14位(FIN)

④個人戦    14位(NOR)

⑤個人戦    15位(NOR)

⑥マススタート 18位(AUT)

⑦コンパクト  19位(AUT)

       

今シーズンは15位~20位の成績に留まっており、TOP10に食い込むことができていません。

また⑥試合から2月後半までノーマルヒルの試合が予定されているため、私の得意なジャンプでリードすることが厳しい状況です。

苦しい展開が続いていますが上を目指して課題に取り組みたいと思います。

厳しいシーズンを迎えていますが嬉しいこともありました。

それは人生で初めてオーロラが見たことです。暗い空に突然現れた瞬間の興奮は心臓の音が聞こえるほどでした。

皆さんの心臓が飛び出るほど興奮するレースができるよう次戦に向けて取り組みたいと思います。

       

山本

10月末から約1か月間、北欧遠征に行ってきました!

フィンランドとスウェーデンでレースにも参加してきました。
どのコースも雪が多く、とてもいい環境でスキーに打ち込むことができました!

海外には競技が行われるスキーコースだけでなく、ツアーコースが多くあります。「街と街をつなぐスキーのための道」という感じです。圧雪車で整備され、暗くなると街灯が光ります。

ツアーコースを滑っていると景色がとても綺麗なのでいつまでもどこまでも滑っていきたい気分になります。日本にもこんなコースがあったらなあといつも思います、、、

レース当日もとても盛り上がるんです!
レースが終わった選手には子どもたちが寄って行って写真を求める、売っているハンバーガーやホットドッグを食べながら応援する。

レース後に食べたハンバーガーは絶品でした(笑)

今回FISレースに参加し、トップ選手との差はまだまだ大きかったです。しかし世界トップレベルの選手と闘わなけれなばわからないことがたくさんあり、多くのことに気づくことができました。

そして思ったのは
「もっと強くなりたい!」

今年こそはワールドカップに出場できるように今後出場する国内レース、頑張ります!!

 

小林 千佳

今年もついにワールドカップが開幕しました。

ノルディック種目の開幕戦が行われたのはフィンランドのRUKA。毎年のことなのでこの地名を覚えた方も多いのではないでしょうか。

-20度の極寒の地で行われた初戦。
ノルディックコンバインド種目は3日間レースが行われました。

 

山本選手の結果は、

24日 HS142/7.5km 22位
25日 HS142/10km  11位
26日 HS142/10km  14位

山本選手のInstagram 投稿には、

「足りないピースが埋まらない感じ。ピースが合うかを試す時間が次のステップには必要」とコメントが。

自分の感覚と実際の動きをすり合わせていることでしょう!!
次戦に期待です!!

次は、12/1-3にノルウェーのLillehammer で開催予定です。
RUKA大会はYouTubeで生配信されていました。(アーカイブあり)
次戦も配信されるかもしれないのでぜひチェックしてみてください!! 

 

小林 千佳

社会人アスリートとして4年目の冬季シーズンが始まろうとしています。

今シーズンは4年に1度のビックイベントがない、冬季アスリートの変革期と考えています。

今まで培ってきた経験や技術を見つめ直し、今自分に足りないものや克服しなければならない課題に取り組むことができるシーズンです。

私はこれまでワールドカップ転戦を繰り返す中で、競技パフォーマンスの課題に加えて、試合に向けた「調整」が大きな課題と感じています。

私たちは毎週が試合の連続で、シーズンを通して良い状態を保つことが非常に難しいです。特にビックイベントのあるシーズンは2月の開催が多いため、シーズン中は特に調整が必要になってきます。

これまで私はワールドカップ序盤が好成績ですがその後徐々に成績が落ちてしまい、右肩下がりなシーズンが続いています。最終戦に向けて上手くいかないことが多くなり、体も心も疲れてしまう状況です。

今シーズンは自身を「コントロール」することでシーズン後半も活気に満ち溢れた試合を行えるようにしたいと考えています。

これまでの私は試合が終わると今大会の反省と課題を、次週の大会までに克服するようなトレーニングを行ってきました。

課題によっては0から1を作り出すような、負担の大きい改善を1週間のうちに挑戦することもありました。

しかし長期に渡るシーズンでは試合に向けた調整と課題克服を繰り返すことで自身の負担が大きくなってしまいます。

今シーズンは1週間ごとに週末の試合へ向けて、その時々に合わせたベストパフォーマンスが出せるようにしたいと思います。

小さな取り組みかもしれませんが、長期に渡るシーズンでは小さなことが大きな障害となることがあります。

今シーズンのスローガンは「健康はすべての活動に優先する」と掲げ、シーズン後半を元気よく戦い抜きたいと思います。

さて今シーズンの目標は「ワールドカップ初優勝」としました。

いよいよ始まるシーズンに向けてさらなる高みを目指していきたいと思います。

今シーズンも皆さんのご声援を宜しくお願い致します。

       

山本

シーズンはまだまだ先だなと思っていましたが、気づけば10月なかば。 
県内でもあちこちで初冠雪が記録されたニュースを目にするようになりました。

今シーズンはオリンピックや世界選手権といったビック大会のないシーズンです。ビック大会がないシーズンも4年に一度。オリンピックと同じ頻度でしかやってこないシーズンなんです。

「全力で競技に取り組む」ということは変わりませんが、「新しいことに挑戦する」選手が多いように感じます。

私も春からフィジカルトレーニングコーチにみてもらいながら、新しいトレーニングを取り入れています。

新しいことに取り組むからこそ、みえてくる課題があります。
そしてさらに、今まで改善しようと思っていた課題を別の角度からみてみることで理解できることが多くありました。

ここで感じたことはとにかく「やってみること」

やってみないといいかわるいかもわかりません。

 

『できるかできないかではない。やるかやらないかである。』

私の好きな言葉です。(高校生の時に書道の授業で書くほど)

 
今シーズンはとにかくいろいろなことを「やってみる」。
そんなシーズンにしていきたいです!

やってみる第一弾として、10月末から海外遠征に行ってきます!
一番心配なのは初めての運転。。。
安全な右側通行を心がけます。

遠征中はレースにも参加する予定です!
今はトップ選手とどこまで勝負できるかワクワクしています。

まずは夏場やってきたことを雪上でできるように毎日の練習に目的をもって取り組んでいきたいです。

 

小林千佳

ヨーロッパにて9月30日〜10月23日まで日本代表合宿に参加してきました。

毎回の遠征や試合で感じることは、ヨーロッパと日本では風景が全く異なります。

そこでいくつか写真を撮影してきましたので、日本とは変わった景色をご覧ください。

       

①ハイキングロードにあるたくさんのベンチ

オーストリア

       

まず海外と言ったらベンチだと私は感じます。

ハイキングロードの至る所に休憩ができるベンチが設置されており、トレーニングで通ると遠征が始まったと実感します。

また基本的には木材で作られているため、長年の使用でコケが生えていることがありヨーロッパの景色が一段と輝いて見えます。

海外を訪れた際は散歩をしながら「ベンチ」に注目です。

       

②日本では見慣れない建築物

オーストリア

       

朝起きてカーテンを開けると自然に溶け込んだ建造物が、視界いっぱいに広がります。

木材を使用した建造物が立ち並ぶとミニチュアの作品へ入り込んだ感覚になります。

        

③スキージャンプの施設

スロベニア

       

最後はスキージャンプ施設の写真です。

この写真はスロベニアにあるジャンプ台で、昨シーズン行われた世界選手権の会場です。

世界選手権の試合で使用したのは右側2つのジャンプ台です。

左側は中学生や小学生の試合で使用するジャンプ台が並んでいます。

日本ではこのように小学生から世界大会まで扱うジャンプ台が、1つの会場にあることがまずありません。

初心者から世界トップ選手が同じ会場でトレーニングすることで、良い循環になっているのではないかと思います。

       

今回紹介した3つの写真は個人的に私が感じるヨーロッパの風景になります。

今後も機会があれば撮影したいと思いますので、またご紹介できればと思います。

       

山本