スキークラブ

2024年5月 なみだポロリ

先日私にとって非常に苦痛な時間を乗り越えてきました。

それはサマージャンプのトレーニング再開です。スキージャンプが「嫌い」というわけではなく、サマージャンプ1本目が「苦手」という意味です。

最終戦から数か月、普段の生活では全く感じることのないジャンプの感覚が薄れていくことは私の恐怖心を引き立てます。

「いつも通り飛べるだろうか…」

気合を入れたサマージャンプ初日は強風によりトレーニングをキャンセル…

少しホッと気持ちが落ちついた自身に落胆しながら2日後に再挑戦。

雨から晴れに代わるとの天気予報とは想像できないほどシトシト雨が霧のようになりファンタジー世界のようでした。

ウォームアップをして私の命を任せる道具の最終チェックが終わったころで、私の心臓は緊張で飛び出ていました。

スキーを担いでスタートエリアへ到着し、ジャンプ台を見下ろしたとき涙がポロリ…

まさか恐怖心で泣くとは夢にも思いませんでした。

涙目になりながらの1本目はK点を少し超えたまずまずのジャンプでサマーシーズンをスタートさせました。

スキージャンプは皆さんが感じる「恐怖」と同じような感覚を私も持っています。

慣れることで恐怖心が薄れますがサマーシーズン1本目はメンタル崩壊しています。

いつになっても初心を忘れないことは重要ですが、ワクワクした状態でシーズンインしたい27歳です。

       

山本