長野日野自動車株式会社

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感覚のズレ

2024年07月09日

この写真は白馬村ジャンプ競技場の踏切局面を撮影したものです。

踏切局面とは選手が空中に飛び出す場所でここから着地までの数秒間は陸上から離れることになります。

皆さん、スキージャンプは「恐い」競技だとおもいますか?それともワクワクするような「楽しい」競技でしょうか?

私はどちらも正しい認識だと感じています。

白馬村ジャンプ競技場は私が普段からトレーニングしているジャンプ台の一つです。このジャンプ台は中学生の時に初めて飛んでから10年以上飛び続けています。

その中で観光で訪れたお客さんから「怖くないですか?」と質問されますが、私は正直に「怖いですよ?」と答えています。ですが恐怖だけではなくワクワクした気持ちで次はどこまで飛んでいくのかと楽しんでいます。

ではこちらの写真をご覧ください。ここはジャンプ台の一部分を撮影したものになります。
ここはジャンプ台のどの部分でしょうか?

正解は1枚目の踏切局面を撮影したすぐ下になります。

選手はこの高さから自身の身を投げ出して空中へ飛び出します。

私が普段感じている「恐怖」と「ワクワク」した感情は共有できているでしょうか?

この場所に普段立ち寄る機会はほとんどありません。

撮影をしていながら私は「こんなにも高いところから飛び出しているのか」と改めて感じました。

普段何気なく出勤している会社でも見慣れてしまった物が多いのではないかと思います。当たり前ですがトラックやバスの部品も乗用車とは比べ物にならない大きさです。

見慣れることは時に感覚を鈍らせていることもあります。競技は数ミリ感覚がズレることで大きなミスに繋がります。

感覚を研ぎ澄ますためにも現状把握は必要だと感じました。

山本