本物の「ダカール・ラリー」を体験してきました!
2025年04月30日
4月13日(日)に神奈川県内で開催された「ダカールラリー2025」参戦車両の同乗体験会に参加してきました!
まずは車両の解説ですが、ダカールラリーの参戦車両は主に北米で展開されている中型トラック「HINO600 シリーズ」をベースに開発されております。
日本ではなかなか見かけないボンネット型のトラックで、今回同乗してきたのは、今年の1月にサウジアラビアで開催されたダカールラリー2025を完走し、日本に帰国したばかりの2025年型になります。
車両 スペック表(日野自動車HPより)
- ドライバー
- 菅原照仁
- ベース車両
- HINO 600シリーズ
- エンジン型式
- A09C-TI(ターボインタークーラー付き)
- エンジン形式
- ディーゼル4サイクル直列6気筒
- 排気量
- 8.866L
- エンジン最高出力
- 800PS (588kW)/2800rpm
- エンジン最大トルク
- 248kgm (2430Nm)/1600rpm
- 駆動方式
- フルタイム4WD
- トランスミッション
- AT(前進6速・後退1速)
- トランスファー
- Hi-Loレンジ切替付、センターデフロック付
- タイヤ
- XZL 14.00R20
- 車両重量
- 8,290kg
- 全長
- 6,620mm
- 全幅
- 2,500mm
- 全高
- 3,320mm
- ホイールベース
- 4,170mm
- 燃料タンク
- 800L
ダカール・ラリーのトラック部門において、日野チームスガワラの排気量8.866Lというのは、ライバル勢が10Lを優に超える大型トラック、いわゆるモンスタートラックと比べると、必ずしも有利とは言えませんが中型トラックの機動性を活かし、ライバル勢とも熾烈な戦いを繰り広げるその勇姿から「リトルモンスター」呼ばれ恐れられています。
当日はあいにくの雨でしたが、跳ね上がる泥しぶきや、熱で湯気の上がるブレーキなど、レーシングトラックの迫力を感じるには絶好の天候でした。
実際の同乗走行の様子ですが、まずは社内の映像を見ていただきたいと思います。
揺れが激しいので画面酔いにご注意下さい。
※画像をクリックするとYouTubeが開きます。
約1tの車重を誇るレーシングトラックの加速とジャンプは恐怖を感じるほどの迫力で、乗用車では踏破することすら不可能な悪路をガンガン進んでいく様はまさしくモンスターそのものでした。
たった数分間の同乗体験でしたが、この揺れの中で、一日中、何百キロメートルもの距離を運転し、刻々と変化する状況に対応するために、計器を睨み、地図を読み解くダカールラリーの過酷さをほんの少しだけ体験することができ、大変貴重な経験となりました。
ちなみに、2025年の参戦車両には、当社からメカニックとして選出された上原さん応援の意味を込めて「長野日野自動車」の社名も入っております。
イベント等で使用可能になるのはだいぶ先ですが、もしご覧になる機会がありましたら注目していただければと思います。
最後に、先日から2026年参戦メカニックの募集が始まりました。引き続き日野チームスガワラへのご声援よろしくお願いいたします!
#hinoteamsugawara