防ごう!大型車の車輪脱落事故。啓発活動実施中!
2020年12月23日
大型車の脱輪事故発生が増加中
冬用タイヤに履き替えるこの時期、大型車の脱輪事故が増えております。
- 令和元年の発生件数は112件(前年比31件増加)
- 冬期(10月~2月)に多く発生
- 特に東北地区で多く発生
- 車輪脱着作業後1ヶ月以内に多く発生
- タイヤ交換作業が集中する11月に交換した車両の事故が多い
- 車輪脱落箇所は左後輪に集中
令和元年度発生のうち96%が左後輪の脱輪でした。
<左輪タイヤの脱落割合が高いことの推定原因>
左輪タイヤが多く脱落する原因については、以下の可能性が考えられる。
- 右折時は、比較的高い速度を保ったまま旋回するため、遠心力により積み荷の荷重が左輪に大きく働く。
- 左折時は、低い速度であるが、左後輪がほとんど回転しない状態で旋回するため、回転方向に対して垂直にタイヤがよじれるように力が働く。
- 道路は中心部が高く作られている場合が多いことから、車両が左(路肩側)に傾き、左輪により大きな荷重がかかる。
- 前輪は、ホイール・ボルトゆるみ等の異常が発生した場合には、ハンドルの振動等により運転手が気付きやすい。
(出典:国土交通省HP)
日常点検の負担軽減にインジケーター取り付けをお勧めしています。
脱落事故防止には日常点検(運行前点検)と適切なナット締め付けトルクが大切です。日本自動車工業会 大型車委員会ではゆるみを視認できる「インジケーター」を左後輪のナットに取り付けることをお勧めしています。
詳しくは弊社スタッフにお問い合わせください。

